外務員試験の種類

外務員資格は、大きく2つに分けることができます。正会員向けの試験特別会員向けの試験です。正会員は、日本証券業協会に正会員として所属している証券会社が含まれ、特別会員は、日本証券業協会に特別会員として所属している銀行や保険会社などが含まれます。正会員向けの外務員試験も特別会員向けの外務員試験もともに一種と二種に分けることができます。

一種 二種
正会員 誰でも受験可能
特別会員 銀行等の金融機関の社員または採用予定者

 

外務員の業務範囲

現物取引 信用取引 デリバティブ
株式 債券 投資信託
正会員 一種
二種
特別会員 一種
二種

 

外務員試験の概要

正会員 特別会員
一種 二種 一種 二種
試験形式 ○×方式および五肢(又は四肢)選択方式
出題数 合計100問 合計70問 合計45問 合計26問
試験方法 試験の出題、解答等はすべてパソコンにより実施
試験時間 2時間40分 2時間 1時間40分 1時間10分
合否判定基準 7 割以上の得点で合格
合否結果 試験終了後 試験終了後 試験日の 2 日後、担当者に通知

※不合格の場合、不合格となった試験の受験日の翌日から起算して 30 日間は受験することができません。

外務員試験の申込みにつきましての詳細は、プロメトリック(株)のホームページまで。

外務員試験に合格するためには!

最初に確認しておきたい点は、外務員試験は決して落とすための試験ではないということです。外務員業務を行うために必要な最低限の知識を有しているかを確認するための試験なのです。確かに学習しなければならない項目は決して少ないとはいえません。更に項目が多岐にわたるため、勉強のペースがつかみにくいかもしれません。しかし、2ヵ月間、集中して学習すれば必ず合格することができます。必ず~という表現は外務員の禁止行為の一つですので、ここは一般合格の可能性が相当高くなるという表現に変更しておきます。

外務員必携が参考図書

外務員試験は、日本証券業協会から出版されています「外務員必携」が参考図書とされています。この「外務員必携」は全4冊で構成されており、一種外務員試験は、「外務員必携」の全巻が出題範囲となっており、二種外務員試験は、「外務必携」の1巻から3巻までが出題範囲となっています。既に証券会社等に勤務されている方などは、会社から「外務員必携」が配布され、それを使用して勉強していくことになると思います。しかし、この「外務員必携」は、決して読みやすいとは言えないのです。テキストというよりも、どちらかと言えば、辞書に近い書籍です。だからこそ、市販されている外務員試験の受験本を購入せざるを得なくなります

市販テキスト及び問題集

しかし、残念ながら市販されている外務員試験の受験本は、「外務員必携」をまとめているにすぎず、決してわかりやすいとはいえません。外務員試験対策講座を展開している受験校が少ないため、外務員試験受験のための指導方法がほとんど確立されていないことが原因にあると思います。また、試験問題が公開されていないため、他の資格試験のように過去試験問題集が販売されていない点も、受験対策が難しい一つの原因かと思います。そのような中でも外務員試験を受験するためには、市販のテキストや問題集を購入して勉強しなければなりません。

計算問題を必ず理解すること

外務員試験は○×問題と五肢(又は四肢)選択問題が出題されます。○×問題が2点の配点で五肢(又は四肢)選択問題が10点の配点となっています。五肢(又は四肢)選択問題では、計算問題が必ず出題されます。計算問題は、配点が高く、かつ内容が限定されますので、試験に合格するためには、最初に計算問題の内容を確実に解けるように繰り返し練習することが大切です。後は、市販のテキストに太字などで表されている重要事項を理解しておけば十分です。

○×問題なんて、わからなくても50%の確率で正確するわけですし、五肢(又は四肢)選択問題では、正しい選択肢を2つ選びなさいといった問題が出題されますので、1つはおおよそ正解することができるものなのです。それで5点は獲得することができます

全てを理解しようとしない

外務員試験の内容は、思ったよりも範囲が広く、細かい点までも理解しようとすれば、絶対に途中で挫折してしまいます。テキストに書かれている内容を一言一句覚えなければ、試験に合格できないんだといった気持ちは決してもたないことが大切です。

例えば、次の文章が正しいか誤っているかをマークしなさいという問題で、「自らの投資に不安を持っている投資者に対して、「この株式は間違いなく値上がりします。」等の断定的判断による勧誘を行うことは、容認される。」が出題されたとしましょう。該当するところをテキストで確認していなくても、なんとなく断定的判断による勧誘は禁止されているのではと思うはずです。こういった常識的に考えれば、解答できるような問題は、結構出題されているのです。

テキストを3回程度通読し、計算項目を完全に理解しながら、テキストの太字等で表されている重要項目を覚えることができれば、間違いなく外務員一種試験も外務員二種試験も合格することができます。それも一回受験で合格することができます!