繰越商品勘定(資産)

繰越商品

商品売買の処理方法において繰越商品a/cを使用する方法としては、三分割法(三分法)があります。三分割法は商品購入時に仕入a/cで処理し、商品販売時には売上a/cで処理する方法です。繰越商品a/cには前期から繰り越された商品の金額が記入されており、決算時に決算整理仕訳を行うことにより、繰越商品a/cの金額は、前期から繰り越された金額から翌期に繰り越される金額(期末商品)の金額に変わります。

【仕訳例】決算日における繰越商品a/cの残高が15,000円、仕入a/cの残高が1,875,000円、期末商品棚卸高が14,000円であった場合の売上原価算定のための決算整理仕訳を行いなさい。なお、売上原価は仕入a/cで行うものとする。

仕入 15,000 繰越商品 15,000
繰越商品 14,000 仕入 14,000

 

上記の仕訳の結果、売上原価の金額は、1,875,000円+15,000円-14,000円=1,876,000円と計算されます。また、繰越商品a/cは、期首商品14,000円から期末商品15.000円に変わっています。

通常、費用法における前払利息等、前期から繰り越された費用については、再振替手続により、支払利息等、費用勘定に振替えられる。これに対して、三分法においては、前期の繰越商品勘定は、再振替手続を行わず、決算整理時に、仕入勘定で売上原価を計算するために仕入勘定(費用勘定)に振替えられる。この理由として、仕入勘定においては、期中仕入を把握する要請、つまり仕入帳との結付きを優先する思考があると考えられる。(勘定科目・仕訳事典/中央経済社P.64)

【会社法】商品(販売の目的をもって所有する土地、建物その他の不動産を含む。)は流動資産に属するものとする(会計規第74条第3項第1号ト)。

【金商法】

1.たな卸資産の評価基準及び評価方法は重要な会計方針として注記する(財規第8条の2第2号)。

2.商品(販売の目的をもって所有する土地、建物その他の不動産を含む)は、流動資産に属するものとする(財規第15条第1項第7号)。

3.商品は「商品及び製品」科目として掲記する(財規第17条第1項第7号)

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