現金過不足勘定

現金過不足勘定

期中において現金a/cの帳簿残高と実際有高が不一致のときには、帳簿残高と実際有高に合わせるための処理を行います。帳簿残高が実際有高よりも大きい場合には、両者の差額を現金a/cの貸方に記帳します。また、帳簿残高が実際有高よりも小さい場合には、両者の差額を現金a/cの借方に記帳します。この現金a/cの相手科目を現金過不足a/cで処理します。

現金過不足勘定は、未決算勘定(金額あるいは勘定科目、または両者が未確定の場合、それが確定するまで一時的に設けられる仮勘定)の一種で、不一致の原因が判明するまで一時的に記入しておく勘定であり、その原因が判明したときには、該当する勘定に振り替える(簿記テキスト第5版/中央経済社)。

不一致の原因が明らかになれば、現金過不足a/cから適切な勘定科目に振り替えられますが、決算日までに不一致原因が判明しなければ、現金過不足a/cから雑損a/c又は雑益a/cに振り替えられます。

【仕訳例】現金a/cの残高が10,000円、実際有高が11,000円であったので、帳簿残高を実際有高に合わせる処理を行った。

現金 1,000 現金過不足 1,000

 

【仕訳例】上記の不一致額1,000円のうち900円が受取手数料の記帳漏れであることが判明した。

現金過不足 900 受取手数料 900

 

【仕訳例】上記の不一致額100円が決算日までに不一致原因が判明しなかった。

現金過不足 100 雑益 100

 

【仕訳例】現金a/cの残高が10,000円、実際有高が9,000円であったので、帳簿残高を実際有高に合わせる処理を行った。

現金過不足 1,000 現金 1,000

 

【仕訳例】上記の不一致額1,000円のうち900円支払手数料の記帳漏れであることが判明した。

支払手数料 900 現金過不足 900

 

【仕訳例】上記の不一致額100円が決算日までに不一致原因が判明しなかった。

雑損 100 現金過不足 100

 

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