債券流通市場

流通市場

債券が第1次投資家から第2、第3投資家へと売買される市場のことを流通市場といいます。債券の流通市場も取引所市場と店頭市場に分けることができます。

取引所市場

投資家が金融商品取引業者に注文を出し、その注文が取引所に集められることにより売買が成立します。上場債券の受渡日は、4営業日目の普通取引が原則となります。ただし、国債取引の受渡日は、3営業日目となっています。

店頭市場

投資家と債券ディーラー、あるいは債券ディーラー同士で相対取引により売買を成立させます。なお、債券ディーラーとは、債券売買のための仲介役割を果たしている金融商品取引業者やディーリング業務を行う登録金融機関のことです。債券の売買取引の大部分は店頭取引が占められています。なお、債券の受渡日は、当事者間の合意があれば原則自由となっています。

債券ブローカー

債券ブローカーは、債券ディーラー間の売買だけを専門に取り扱う金融商品取引業者のことです。債券ディーラー間の売買を一ヵ所に集めて整理及び統合する役割を果たしています。

売買参考統計値発表制度

店頭取引は相対取引で行われるため、売買の内容がわかりづらいという欠点があります。そこで、店頭取引の公平・公正な債券の価格形成のために、次のような参考情報発表制度が設けられています。

公社債店頭売買参考統計数値発表制度

協会が指定する協会員からの報告をもとに、毎営業日発表しています。売買参考統計数値は、指定報告協会員からの報告を受けた気配の「平均値」、「中央値」、「最高値」、「最低値」の4つの値のことをいいます。

個人向け社債等の店頭気配情報発表制度

個人向け社債等に係る幹事証券会社ごとの取引参考価格情報を個人投資家に提供しています。原則として、毎営業日、個人向け社債等の価格情報を発表しています。

マーケットメイク

流動性の低い債券等を対象に証券会社及び銀行が、一定の銘柄につき毎日、売値と買値を公表すると同時に顧客から引き合いがあった場合には、それに応じるというものです。

債券貸借取引市場

債券貸借取引

債券貸借取引は、借り入れた債券を受渡しに用い、返済期限が到来した際に、借り方は貸し方に対し、同種同量の債券を返済する取引です。その債券の手当てを目的に行われる債券貸借取引の場が、債券貸借取引市場です。債券貸借取引は、金融機関同士での取引が中心となっています。

債券貸借取引の種類

無担保債券貸借取引:債券の貸し方は、借り方に対して無担保にて債券を貸し付け、取引決済日に借り方は、貸し方に対して債券を返却すると同時に貸借料を支払う取引です。

代用有価証券担保債券貸借取引:債券の貸し方は、借り方に対して債券を貸し出すと同時に担保として有価証券を受け入れます。取引決済日に借り方は、貸し方に対して債券を返却すると同時に貸借料を支払い、貸し方より担保として差し入れた有価証券の返却を受ける取引です。

現金担保付債券貸借取引貸借レポ取引):債券の貸し方は、借り方に対して債券を貸し出すと同時で担保金を受け入れます。取引決済日に借り方は、貸し方に対して債券を返却すると同時に担保金の返却を受ける取引です。貸借取引の対象債券については、賃借料が発生し、担保金については金利が発生しますので、それぞれ支払いがなされることになります。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です