転換社債型新株予約権付社債

新株予約権

新株予約権は、新株予約権所有者が一定期間内に発行者に対し権利行使を行えば、定められた価格で一定数量の株式を購入することができる権利です。発行会社は、新株予約権所有者が権利行使を行った場合、当該権利行使者に対して新株又は自己株式を渡さなければなりません。

転換社債型新株予約権付社債

総論

転換社債型新株予約権付社債(転換社債又はCB)とは、新株予約権と社債券を切り離すことができない社債で、転換社債の所有者が、新株予約権を行使した場合には、社債の償還に代えて新株予約権の行使に必要な払込金額の払い込みがなされたものとされます。

株価が上昇している場合には、株式に転換し、売却することによって利益を得ることができますし、株式に転換せずに保有すれば確定利付社債として一定の利息を得ることができます。発行者にとっては、新株予約権を付することによって普通社債よりも低い利率で発行することができます。

取得株式数の計算

転換社債は、発行時において、転換価額、新株予約権の行使請求期間、転換によって発行される株式の内容等が決められています。

転換価額(行使価額)は、新株予約権の権利行使を行ったことにより株式への転換に際して、払い込みをなすべき1株当たりの額のことです。

転換社債を株式に転換した場合、当該所有者が取得できる株式数は、社債権者が提出した社債の発行価額の総額を転換価額で除して算定することができます。

評価方法

パリティ価格:パリティ価格は、転換社債を株式に転換した場合、その株式の価値が転換社債の価格ににするとどれほどの価格になるのかを表します。

パリティ価格=(株価÷転換価額)×100

乖離率:転換社債とパリティ価格の間に生じる差額のことを乖離といい、その差額を率で表したものを乖離率といいます。胃パン的に転換社債の時価>パリティ価格(プラス乖離)の時は、転換社債のまま売却した方が有利となり、転換社債の時価<パリティ価格(マイナス乖離)の時は、株式に転換して売却した方が有利となります。

乖離率={(転換社債の時価-パリティ価格)÷パリティ価格}×100

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