IOSCOの行為規範原則

概要

IOSCO証券監督者国際機構)は、世界各国・地域の証券監督当局や証券取引所等から構成されている国債的な機関です。IOSCOは、金融商品取引業者が業務を遂行する上で守らなければならない基準を国際的レベルの行為規範原則として、次の7つの項目をあげています。

1.誠実・公正

業者は、その業務に当たっては、顧客の最大の利益及び市場の健全性を図るべく、誠実かつ公正に行動しなければならない。

2.注意義務

業者は、その業務に当たっては、顧客の最大の利益及び市場の健全性を図るべき、相当の技術、配慮及び注意を持って行動しなければならない。

3.能力

業者は、その業務の適切な遂行のために必要な人材を雇用し、手続きを整備しなければならない。

4.顧客に関する情報

業者は、サービスの提供に当たっては、顧客の資産状況、投資経験及び投資目的を把握するよう努めなければならない。

5.顧客に対する情報開示

業者は、顧客との取引に当たっては、当該取引に関する具体的な情報を十分に開示しなければならない。

6.利益相反

業者は、利益相反を回避すべく努力しなければならない。利益相反を回避できないおそれがある場合においても、全ての顧客の公平な取扱いを確保しなければならない。

7.遵守

業者は、顧客の最大の利益及び市場の健全性を図るため、その業務に適用される全ての規則を遵守しなければならない。

わが国においても、1991(平成3)年6月に、証券取引審議会から上記7つの行為規範原則をわが国にも適用すること、法令等に明示的に限定することが適当なものについては、所要の立法措置をとるべきことが提言されています。

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