第148回 簿記検定試験

第148回 簿記検定試験

各専門学校恒例の的中祭り(笑い)

今週末(2/25)に第148回の簿記検定試験が行われます。各専門学校とも模擬試験やら答案練習会などが一通り終了し、後は本試験を迎えるだけという感じでしょうか?本試験の日には、各専門学校競い合って模範解答を公開し、自分たちの模擬試験や答案練習会の問題が本試験に出題されたことを自慢し合うのでしょう。簿記3級や簿記2級の試験問題自体、過去数回前に出題された論点が出題される傾向にあるため、それらの問題を模擬試験や答案練習会の問題として出題していれば、いくつかは当たるはずなんで、別に自慢するほどのことでもないのですが。

簿記2級の試験は、ここ数年前から傾向がはっきり変わっています。日本商工会議所が発表しているとおり、実務という点を重要視しているようです。

試験がより実際の企業活動や会計実務に即した実践的なものとなるように、IT化およびグローバル化の進展、ビジネス・スタイルの変化等を踏まえて、実務上の使用頻度が高く、より多くのビジネスパーソンに理解してほしい論点を出題範囲に追加するとともに、現在の実務ではあまり見かけない事項等については、範囲から削除するなど、出題内容の見直しを行っています(日本商工会会議所ホームページより)。

実務家の問題はなんでもあり?

実務という点を重要視しているということは、問題作成者がバリバリの学者(大学の教授)ではなく、実務家に変更されているということを意味します。実務家といっても、税理士などの資格を持っている大学の教授(又は准教授)といったところでしょうが。。。

しかし、実務を重視する問題が出題されることは、学習する側に立てば非常に難しいのです。なぜなら実務を体験していない方が多いですし、受験対策本として販売されている専門学校等のテキストについても、作成する専門学校の講師たちも多くは実務家ではないため、実務にそったテキストを作成することができないのです。また、試験問題を作る方も少しおかしいような問題であっても、実務ではこうなっていますからと言い逃れることができるのです。困ったものです。

第144回第1問の4の仕訳問題で「商品の購入に関する引取運賃が翌月末払い」という問題が出題され、それについての各専門学校の模範解答は、下記のような仕訳をしていました。

仕入 ××× 買掛金 ×××

 

解説等では、引取運賃は仕入a/cに含むため、商品の仕入に関する未払いは、買掛金として処理されるといったことが書かれていました。しかし、それでいいのでしょうか?運賃は運送会社に支払われます。買掛金a/cで処理すると補助元帳である買掛金元帳に記入されます。運送会社の未払いも買掛金元帳に記入されるのでしょうか?買掛金元帳は別名、仕入先元帳とも言われますが、運送会社も仕入先なのでしょうか?

また、上記の取引では、引取運賃を仕入a/cに含めずに、仕入諸掛a/cで処理する方法もあります。仮に仕入諸掛a/cで処理した場合でも相手勘定は買掛金a/cなのでしょうか?

上記のようなことを考えれば先ほどの取引は、買掛金a/cではなく、未払金a/cの方が理論的に相応しいのではないかと思うのです。

仕入 ××× 未払金 ×××

 

理論的に相応しいと書きましたが、いざ仕訳を書いてみると、仕入a/cの相手科目として未払金a/cが出てくるのは少し違和感があります。うーん。。。このような問題を出題してはいけないでしょう!これが結論です。

しかし、実務家は言うのです。実務ではこのような仕訳をするんですよ

試験を受ける方にとっては、大変な時代になりました。しかし、それでも乗り越えていかなければなりません。2/25(日)、全力で頑張って下さい!

 

 

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