原価計算初級試験説明会の配付資料が公開されています。

原価計算初級試験

原価計算初級試験説明会の配付資料

今年4月より実施予定の「原価計算初級試験」の説明会が1月~2月にかけて全国で実施されました。その説明会で配布された資料が公開されました。

説明会配布資料はこちら!

現状において、日本商工会議所が主催している簿記の試験という範囲の中で原価計算が出てくるのは、簿記2級の工業簿記からです。配付資料にも挙げられていますが、簿記初級から簿記1級までの範囲の中で原価計算を学ぶのは、受験者全体の約40%に過ぎません。日本商工会議所が実施したアンケート調査では、ほぼすべての企業が原価計算を学ぶことは必要と感じているにもかかわらず、原価計算を学ぶ研修等を実施している企業は3割程度ということです。それは原価計算を教えることができる人材が少ないということでしょう。

それは、書店で販売されている書籍からも確認することができます。圧倒的に財務会計(商業簿記)に関する本が管理会計(原価計算)に関する本よりも多い。管理会計(原価計算)については、岡本清先生の原価計算という辞書みたいな本が偉大すぎて、他の先生方が出版しづらい雰囲気になっているともいえますが。。。

原価計算を学ぶことのメリット

ところで、配布資料では、原価計算を学ぶことで得られることを3つ述べています。

1.原価計算を学ぶと本当の儲けがわかる。

2.原価計算を学ぶと適確な事業計画が作れる。

3.原価計算を学ぶと適切な経営判断に役立つ。

上記以上に大切なことは、原価計算を勉強することで計数感覚が意識できるということではないかと思うのです。少しぐらいの学習で事業計画が作れるとは思いませんし、適切な経営判断ができるとも思いません。しかし、原価計算を学習することで、会社の財務数値などを意識することができるということなのです。このことはとても大切なことなのです。

単に会社の日々の取引を簿記という技術で記録し、その記録を元に財務諸表を作成するという実務上の処理については、パソコンの会計ソフトを使えば、入力方法さえマスターすれば全く問題なく処理することができるのです。簿記検定で言えば、簿記初級や簿記3級の知識があれば十分かと思います。

しかし、これからはITやAIの時代です。単純な作業はすべて機械がやってくれる時代になります。これから私たちが生き残るためには、考えることであり、創造することなのです。話が少し飛躍しすぎましたが、原価計算を学習することで得られる計数感覚はどのようにすれば会社は利益を今以上に獲得することができるのだろうかといった考える力を育ててくれるのです。

先ほど少し述べましたが、経理実務だけを考えるのであれば、簿記初級や簿記3級の知識を知っていれば十分です。しかし、、最近、特に難しくなっている簿記2級やマニアックな簿記1級の取得(学習)を考えていない方は、特に今回新設された原価計算初級試験は少し検討してみる価値はあるのではないかと思います。

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