第148回 簿記検定試験2級(合格率は25%前後か?)

第148回 簿記検定試験2級(合格率は25%前後か?)

お疲れ様でした。

簿記2級を受験された方、お疲れ様でした。手応えのほどはいかがでしたでしょうか?連結ががっつり出ましたね。いやいや。。。第3問の連結精算表以外の問題レベルを考えれば、おそらく合格率は25%前後になるものと思います。

いやいや、しかし、連結ががっつり出題されましたね。私は以前に今回(第148回)の本試験では連結はがっつり出ないと断言していました。その記事を見て、連結会計対策をしていなかった受験生の方、本当にすいませんでした。

第148回 簿記2級検定試験の連結会計の出題に関して

連結精算表の出題

しかし、今回の試験では第1問の仕訳問題が例年と違いクセがない問題であり、第2問の有価証券の問題も過去問をしっかり解答していれば、比較的高得点が狙えたのかなという気がします。また、第4問、第5問の工業簿記に関してもいつもと同じレベルの出題であったため、第3問の連結精算表が全く解答できなくても他の問題で合格点に達することが出来たのではないかと思います。

しかし、連結精算表を出題するかなぁ。それも連結第2年度であり、また、連結第1年度の子会社の利益は、与えられている資料から自分で計算をしなければならないなど、少し難しい要素が入っていたりしていました。連結の問題は、当然のこと過去問題集には載っていませんし、市販の問題集も連結会計の問題がそれほど多く載っていないため、今回のような問題が出題されると、独学で勉強されている方にとっては、結構厳しいものとなります。特に連結精算表は、通常の精算表と異なり、連結損益計算書で算定された利益が連結株主資本等変動計算書に移記され、そして連結株主資本等変動計算書の利益剰余金期末残高が連結貸借対照表に移記されるなど、独特な記入を行いますので、とてもわかりづらい論点の1つでもあります。

今年の6月からの本試験

今年の6月より、近年続いていた簿記2級の新論点のすべてが出揃うこととなります。税効果会計、連結会計(アップストリーム)などが新しく出題されます。税効果会計が出題範囲に入ってくることにより、今までの個別財務諸表の作成問題の中に税効果会計の論点が入ってくることになるでしょう。それにより近年難しくなってきていた第3問の個別財務諸表作成問題は、更に難しくなってくるでしょう。それに加えて今回の本試験の第3問で連結会計が出題されたことにより、今後の第3問は税効果会計を含んだ個別財務諸表作成問題(精算表含む。)または連結財務諸表作成問題(連結精算表含む。)とバリエショーンが増えると同時に難易度も高まってくるものと思われます。

頑張った方が報われる時代

今でも簿記の資格の重要性は高いものがあり、企業が応募者に求める資格ランキング10(リクルート・エージェント)では、日商簿記2級が1位となっています。簿記2級の試験に合格するためには、過去問題を繰り返し解いてさえすれば、合格することができた時代も過去においては確かにありました。しかし、今は全く違います。本気で取り組んでいかなければ合格することはできません。確かに合格という一面からは大変な時代になってきたのかもしれませんが、しっかりと勉強してきた方が報われる時代になってきたともいえると思います。たかが簿記の試験ですが、されど簿記の試験です。商工会議所の挑戦状をしっかり受け止めていきましょう!

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