第148回 簿記検定試験の出題の意図がアップされました。

第148回 簿記検定試験の出題の意図がアップ。

連結会計について振り返りを

第148回簿記検定試験の出題の意図がアップされましたが、ここでは、今回、簿記2級で出題されました連結会計について確認していきたいと思います。

第148回簿記検定試験の出題の意図はこちら!

今回出題された連結精算表について次のような見解がされています。

今回は、改定された出題区分表に追加された項目から、最も基本的と思われる連結精算表の作成問題(連結貸借対照表と連結損益計算書の作成)を出題しました。実務で、連結財務諸表作成初年度を経験することは稀ですので、その後の連結会計年度の連結財務諸表作成の問題として出題していますが、連結財務諸表作成の基本的な理解があれば、特に難しい点はなかったものと思われま
す(第148回簿記検定試験の出題の意図より(日本商工会議所))。

前回(第147回)の試験で連結会計の問題が初めて出題されましたが、そのときの出題の意図には、次のように述べられています。

連結会計については、今回が2級では最初の出題でしたので、基本的な事項に留めるとともに、連結修正仕訳のみを問いました。また、配点についても、合併や子会社株式の論点と組み合わせることにより、仮に連結会計に関する学習が進んでいなかったとしても合格に必要な点数を得られるように配慮しました(第147回簿記検定試験の出題の意図より(日本商工会議所))。

上記、出題の意図をみると、今回の試験は、昨年の11月から3ヵ月も時間的に余裕があったんだから、連結会計はしっかり勉強しているよね。連結精算表ぐらいは出来るよね。簿記2級の試験範囲に連結会計が加わったことは、その重要性は当然、理解しているよね。といった作問者の薄ら笑いが聞こえてきそうです。

しかし、続々発表されている各商工会議所の合格率を見ると、思ったよりも合格率が高いんですよね。でも、独学で勉強している受験生にとっては、今回の試験は厳しかったんではないかなと思うのです。独学の受験生は、市販のTさんやNさんのテキストや問題集を購入して勉強することになりますが、連結会計などの新しい論点などは、それほど詳しくのっていなかったりします。問題集にも基本的な問題のみで応用問題などは皆無でしょう。過去に出題されているならば、過去問題集等で目にすることができ、過去に出題されているから、しっかり勉強しておかなければならないなといった危機感も持つでしょうが、残念ながらそれもできない。うーん、どうしたものでしょう。

なお、工業簿記の第4問の出題の意図は次のように述べられています。

受験者には、計算を身につけるだけでなく、現実に原価計算が適用される様々な状況をイメージしながら、原価計算の学習を楽しんでもらいたいと思います(第147回簿記検定試験の出題の意図より(日本商工会議所))。

商業簿記との温度差!工業簿記の「原価計算の学習を楽しんでください」に対して、商業簿記は、「どんどんこれからも難しい問題を出題するんで、覚悟しておけよ!」みたいな。。。問題自体も温度差がありすぎ。

6月実施の簿記2級の検定試験は、過去の合格率を見ると、11月実施の試験などに比べると高い傾向にあり、商業簿記もそれほど難しい(変な)問題は出題されないので、新しい論点(税効果会計、連結アップストリームなど)は多く出題されないとは思いますが、いや、予想はやめておこう。受験生は新しい論点もしっかり勉強してください!

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