原価計算初級特設ページの開設(日本商工会議所)

原価計算初級特設ページの開設

原価計算初級特設ページ

日本商工会議所のサイトにて、この4月より実施されます「原価計算初級」試験の特設ページが開設されました。内容は、他の級と同じく趣旨・内容、上位級とのつながり(現在準備中)、Q&A、ネット試験体験版(現在準備中)、教材・問題集、サンプル問題といったものになっています。

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教材については、TAC出版からスッキリわかるシリーズの1つとして、「スッキリわかる日商原価計算初級」が今現在、唯一、出版されています。大原出版からも4月に「土日で合格(うか)る日商原価計算初級」という教材が出版される予定となっています。

会計の重要性の高まり

ここ最近、会計の重要性が高まってきているように思います。ビジネス雑誌の1つである「週刊ダイヤモンド」においては、2017年6月10日号にて「会計&ファイナンス超理解」という特集を組み、9月9日号では「決算書100本ノック!」という特集を組んでいます。更に今年に入り2018年3月3日号では、「現場で役立つ会計力」という特集を組んでいます。この1年の間に3回ほど会計に関する特集を組んでいるということは、それだけ顧客からのニーズの高さを感じます。

最低限の(会計)の知識がなければ会社が自分に何を求めているのかが分からず、評価もされず、出世もできない。それは数字が証明している(週刊ダイヤモンド2018.03.03)。

原価計算の目的

基本的には、会計の学習には簿記という技術を身に付けなければなりません。しかし、「財務3表一体理解法(朝日新書)」という國貞 克則さんの本がベストセラーになったときから、簿記を勉強しなくても会計は理解することができるという風潮が出来てしまった感じがします。英語でいえば、英文法は勉強しなくても、相手が何を言っているのか理解できることが大切ですよ、みたいなものでしょうか。

経理部門などに配属された人を除き、多くのビジネスパーソンにとって簿記の知識は不要。目の前の財務3表が言わんとすることを「ざっくり読める」ことができればいいのだ。そして、「ざっくり読む」ことは、最低限のルールさえつかんでしまえば、誰にでも簡単にできる(週刊ダイヤモンド2018.03.03)。

会計は財務会計と管理会計に分けることができます。財務会計は、投資家や債権者などの企業外部の人たちの投資意思決定に必要な情報を提供することを目的とした会計であるのに対して、管理会計は、経営者や経営管理者などの企業内部の人たちの意思決定や業績評価に必要な情報を提供することを目的とした会計を意味します。週刊ダイヤモンドでは、この管理会計について端的にこう言い切っています。

現場が働くための会計が必要で、それを「管理会計」と呼ぶのだ(週刊ダイヤモンド2018.03.03)。

原価計算は、管理会計と大きく結びついています。原価計算の目的として、原価計算基準には①企業の出資者、債権者、経営者等のために、過去の一定期間における損益ならびに期末における財政状態を財務諸表に表示するために必要な真実の原価を集計すること。②価格計算に必要な原価資料を提供すること。③経営管理者の各階層に対して、原価管理に必要な原価資料を提供すること。④予算の編成ならびに予算統制のために必要な原価資料を提供すること。⑤経営の基本計画を設定するに当たり、これに必要な原価情報を提供すること。と述べられています。

日本商工会議所が新たに実施する「原価計算初級」試験に合格したからといって、就職や転職に有利になるかと言えば、それほどたいした武器にはならないとは思います。しかし、現場にとって必要な会計である管理会計の基礎知識を身に付けるという部分については、大きな効果が得られるのではないかと思います。

 

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