商品の決算整理(売上原価の算定)①

商品の決算整理(売上原価の算定)①

期首商品がない場合

1個100円の商品を2個掛けで購入した場合、三分法を採用していれば、下記の処理を行います。

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 200 買掛金 200

 

また、上記商品を1個150円で1個掛けで販売した場合、下記の処理を行います。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金 150 売上 150

 

上記2つの取引が期中に発生した場合、当期の獲得利益は売上150円からその原価100円を差し引くことにより50円と計算されます。この売上150円を売上高といい、その原価100円を売上原価といい、差し引いて計算された獲得利益50円を売上総利益といいます。

売上高150円は、帳簿上、売上a/cに記入されていますが、売上原価100円は、帳簿上どの勘定にも表されていません。そこで、決算日には、勘定上で売上原価の金額を表すための決算整理仕訳を行います。通常、仕入a/cで売上原価を計算します。

【例1】決算日となり売上原価を計算するための決算整理仕訳を行う。なお、仕入a/cの残高は200円(借方残高)、売上a/cの残高は150円(貸方残高)となっており、期末商品棚卸高は100円であった。期首商品はないものとする。また、売上原価の計算は仕入a/cで行うこととする。

借方科目 金額 貸方科目 金額
繰越商品 100 仕入 100

 

1個100円の商品を2個購入した場合には、仕入a/cの借方には2個分の金額として200円が記入されます。そのうち1個を150円で販売した場合、残っている商品の金額は1個100円となります。売上原価とは、売れた商品の原価を意味しますので、売上原価は、2個200円から残っている1個100円を差し引いた金額となります。また、残っている1個100円の商品は、次の会計期間に繰り越さなければなりません。よって、売上原価算定の決算整理仕訳として、仕入a/cから残っている商品の金額100円を差し引くとともに、次の会計期間に繰り越すために資産の勘定である繰越商品a/cの借方に100円を記入することになります。

 

 

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