第148回簿記検定試験の合格率

第148回 簿記検定試験の合格率が発表されました。

簿記2級の合格率29.6%

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連結会計に関する問題が連結精算表という形式で出題され、今後は、連結会計に関する出題が中心になると予感される第148回の検定試験でしたが、全国平均の合格率は29.6%という結果でした。2017年11月が21.2%、1年前の2017年2月が25.0%という結果ですので、近年の簿記2級の合格率では、妥当な数値だったかと思います。個人的には、連結会計の問題ががっつり出題されましたので、もう少し、合格率は低くなるのではないかと思ったのですが、予想以上の合格率になりました。工業簿記が平易な問題であったため、工業簿記で満点取れた方がほぼ合格しているということでしょうか。反対に工業簿記でミスをした方は、厳しい結果になったのではないかと思われます。

第149回以降の検定試験では、新しく税効果会計、製造業の決算、連結会計のアップストリームが試験範囲に加わります。今まで出題されていた個別財務諸表の作成問題についても、当然のように税効果会計に関する論点が加わってくるでしょうし、製造業に関する財務諸表作成問題についても、過去に工業簿記で出題されていた製造原価報告書を中心とした財務諸表作成問題に比べると決算整理事項は増えるものと思われます。そのような点を考えると、今後は更に商業簿記の難易度は高まってくるのではないかと思われますので、試験に合格するためには、工業簿記でミスをしないことが今まで以上に重要になります。テキスト等で工業簿記の範囲を確認したら、早い時期に過去問題に取り組み、過去に出題された問題は、完璧に解答できる力を養う必要があります。工業簿記で満点(40点)を取って、合格までの残り30点以上を商業簿記で積み上げていくことが大切です。

簿記3級の合格率48.9%

簿記3級の全国平均の合格率は48.9%という結果でした。2017年11月が40.3%、1年前の2017年2月が47.4%という結果ですので、こちらも簿記2級と同様、近年の簿記3級の合格率では、妥当な数値だったかと思います。簿記3級の試験では、仕訳問題や試算表問題などで、過去に出題されている内容に少し変化を加えた表現で出題するなり問題作成に工夫が見られたりしますが、それでも学習の中で過去問を取り入れ、繰り返し解くことで、過去に出題された問題が必ず解けるようになれば、ほぼ間違いなく合格することができます。今後も過去問を中心とした勉強方法には変わりはないと思いますが、この簿記3級も2019年度以降に出題内容の改訂が行われる予定ですので、注意が必要です。

このたび、3級を主たるターゲットとした見直しを行い、簿記検定試験が現代のビジネススタイルの変化により適合し、実際の企業活動や会計実務を織り込んだ実践的な出題内容に進化することで、簿記の学習者のニーズに応えられるよう、平成31年(2019年)度以降の出題内容および級ごとの出題範囲を改定することにいたしました(日本商工会議所 簿記ホームページ)。

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