第151回簿記検定試験の受験者データの公開

第151回簿記検定試験の受験者データ

本日、日本商工会議所より2019年2月24日(日)に実施された第151回簿記検定試験2、3級の受験者データが公開されました。

→第151回簿記検定試験の受験者データはこちら

受験者数 実受験者数 合格者数 合格率
簿記2級 66,729名 49,776名 6,297名 12.7%
簿記3級 104,357名 80,360名 44,302名 55.1%

 

ここ数年の簿記2級の合格率の推移を見てみると下記の表にようになります。

実施回 実施日 合格率
第146回 2017年6月11日実施 47.5%
第147回 2017年11月19日実施 21.2%
第148回 2018年2月25日実施 29.6%
第149回 2018年6月10日実施 15.6%
第150回 2018年11月18日実施 14.7%
第151回 2019年2月24日実施 12.7%

合格率が第149回から今回の第151回まで続けて10%台となっています。第149回では、第2問に外貨建取引が含まれた商品売買取引の問題が出題され、その問題に非常に時間がかかったものと思われます。なお、その回の第3問は本支店会計でした(本店の損益勘定作成問題)。第150回の問題では、第2問の固定資産に関する問題が出題され、その問題についても非常に時間がかかったものと思われます。なお、その回の第3問は貸借対照表作成問題でした。そして第151回については、第149回や第150回に比べて第2問が株主資本等変動計算書の問題であったため、第2問については、解きやすかったものと思われますが、第3問に連結会計の総合問題が出題され、その問題に苦しめられたものと思われます。

簿記の勉強

ここ最近の問題は、第2問または第3問のどちらかが難しかったり、集計するのに時間がかかったりする問題が出題されています。また第1問の仕訳問題も初めて出題される問題も数多く出題されていますので、比較的平易な第4問および第5問(工業簿記の範囲)で確実に点数を取らないと合格は難しいものとなっています。今回の第151回の検定試験で簿記2級が難しくなっているといった意見が出ていますが、実は第149回から簿記2級は今まで比べて難易度が上がっているのです。

工業簿記で40点を確実に取ることが合格の必要条件!

簿記2級の検定試験では、第1問から第3問までが商業簿記の範囲で第4問から第5問までが工業簿記の範囲とされています。また、配点についても商業簿記で60点、工業簿記で40点となっていますので、配点の割合を考えれば、学習内容についても商業簿記と工業簿記の割合は6:4であるべきにもかかわらず、現状は、市販のテキストを見るとわかるように、商業簿記のテキストの厚さは工業簿記のテキストの厚さに比べて倍近くになっています。今でこそそのような状態であるにもかかわらず、さらに今回の検定試験で出題されたような期首商品の未実現利益の実現の処理や連結第2年度を超える年度の処理などが追加されると、今まで以上に商業簿記と工業簿記の学習内容の乖離が進むことになります。それでいいのだろうかという疑問は生じますが、現状ではそのようになっていますので、仕方ありません。ただ、これから簿記2級の検定試験を受験する方に間違いなく言えることは工業簿記をとにかく完璧にすることケアレスミスや計算ミスに注意して40点を確実にとること。そして、商業簿記では、問題を捨てる勇気を持つこと。そのような点がとても大切になってきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です